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足の裏の刺激について
肩こりや頭痛、冷え性、便秘・・・何ぞとお疲れの現代人!
疲れとるのはサラリーマンのお父はんたちだけではおまへん。OLや主婦の方、さらには塾通いに忙しい小学生、中学生、ほんで受験生の人たちまで、国民「総お疲れ!」の時代や。マッサージに通う人は年々増えてきとるようや。
足の裏を刺激する「ツボ療法」は、そうした症状を癒してくれる、どなたはんにでもできる簡単なマッサージ法や。
足の裏にある経穴(つぼ)は、身体全体の臓器や組織と対応しており、その状態を如実に反映するといわれまんねん。
つまり、ツボを押してみて、痛いトコロがあれば、そこに対応する臓器にトラブルがあるちうことや。また逆にそのつぼを積極的に刺激して体調を改善することも可能や。
これを体系的に発達させたのが、東洋医学のツボ療法であり、欧米できょうび話題になっとる「足の反射帯療法」や。
両者は似通ったトコもあるんやが、ツボ療法はツボを的確に把握しとることが絶対条件となるのに対して、反射帯療法は一定の広がりつまり、ゾーンを刺激するものやので、素人にとってはウチのほうが比較的容易に行えるちう説もあるんや。
ツボ療法にしろ、足の反射帯療法にしろ、なんでやねんそれが効果をもたらすのかはまだ現在の科学では完全に解明されていまへん。
せやけどダンさん世界各国の研究者から、これらの療法によって患者の治療および健康管理に顕著な効果がみられるちう報告が寄せられていまんねんわ。
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足の刺激法
「病気」ちうほどでもないけれども、何となく疲れが抜けへん、身体がだるい、頭が重い、といった症状は、「病名」がつかないだけによりいっそうつらいものがあるんや。
そのような「何となくの体調不良」に効果が期待されとるのが、ツボ療法や。
足ツボ療法は、足の裏に存在する経穴(ツボ)を刺激することによって全身の健康を管理する、さらには向上させようちうものや。
足ツボの刺激方法には、主として次の基本的な4つの方法があるんや:
- 「なんでやねんる、さする」
血液とリンパの循環を活性化し、新陳代謝を活発にしまんねん。精神をリラックスさせる効果が期待できることから、全体の治療の初めと終わりに行うとよいでっしゃろ。
- 「叩く、突く」
消化器系が弱っとるときには、消化器系のツボを叩きまんねん。交感神経が正常に活動しておらへんときには、ツボを突くことによって効果が現れまんねん。
- 「もむ」
足の裏からすねまで使えるテクニックや。血行が良くなり、各器官の機能が高まるんや。また、筋肉の疲労回復にも効果があるといわれまんねん。
- 「揺らす、ふるわす」
ツボとよく似た効果をもち、身体の臓器や組織と対応したゾーン(反射帯)を振動させると副交感神経が活発に働くようになるんや。
消化器系の疲労回復に効果があるといわれまんねん。この方法は、人にやってもらうとより効果が高まるといわれまんねん。
これらの4つの方法に加えて、さらに効果をあげるテクニックがあるんや。親指をカギ字にして押す方法(「カギ字親指法」)と、指を曲げてその角で押す方法(「指角法」)や。

足の反射帯療法
東洋医学のツボ療法とどエライよく似通っとるのが、反射帯療法や。一定の広がり(ゾーン)を刺激するもので、ツボを的確に見つけることがややこしい素人には比較的容易に行えるものとして、ドイツをはじめとするヨーロッパ、アメリカにいたるまで、エライ反響を呼んでいまんねんわ。
現在では治療法としての市民権まで得とるのや。
足の裏にある反射帯は、身体全体の臓器や組織と対応していまんねんわ。ほんでその症状をよくあらわすといわれまんねん。反射帯を押してみて痛いトコロがあれば、それはそれに対応する臓器や組織に何らかのトラブルがあるちうことや。
また見方を変えれば、そのような箇所に、積極的に押す、もむ、突く、やらなんやらの刺激を与えることでそのトラブルを改善することもできまんねん。これが「足の反射帯療法」や。
「リフレックス・ソロジィ」と呼ばれることもあるんや。この考え方は、ツボ療法とよく似ていまんねんわ。
「足の反射帯療法」の効果は、現代の科学では、まだ完全に証明されたわけではおまへん。
せやけどダンさん、世界各国からは、「リフレックス・ソロジィ(足の反射帯療法)によって、患者の治療および健康管理に著しい効果があらわれた」ちう報告が寄せられとるとええまんねんわ。
今後、もっともっと研究調査の結果が寄せられることにより、その効果が認められ、この治療法が認められるようになるかもしれまへん。
足ツボ療法に並び、リフレックス・ソロジィも今後、期待される治療法といえるのではおまへんでっしゃろか。
反射帯療法の歴史
足ツボ療法とよく似たものに、反射帯療法があるんや。リフレックス・ソロジィとも呼ばれまんねん。
ツボ療法が、ツボを的確に探し出すことが絶対的に必要であることから、素人にはややこしい面もあるのに対し、リフレックス・ソロジィは、ツボよりも広いゾーン(反射帯)を刺激することから、素人でも比較的容易にできるとして欧米を中心に注目されていまんねんわ。
足の反射帯を最初に発見したのは、古代インド人ではおまへんかといわれていまんねんわ。インドには、今から2500年以上前に、「仏足跡」ちうものが存在しておったんや。
「仏足跡」ちうのは、釈迦の足の裏の形を石に刻んだものや。この仏足跡のなかには、人体図が描かれとるものがあるのや。これが反射帯をあらわしとるのではおまへんか、といわれていまんねんわ。
リフレックス・ソロジィを現在のように治療として体系化したのは、アメリカのフィッツジェラルド博士(1872?1942年)や。
博士は、研究を積み重ね、「足は全身を映す鏡のようなものであり、足の反射帯は人体の臓器や組織と密接な関係がある」ちう結論を導きだしたちうワケや。
さらにその後、『足はすべてを物語る』で有名な、アメリカのイングハム女史により、リフレックス・ソロジィは、一般的に知られるようになったんや。
そうして、ドイツのマルカート女史の『足の反射療法』が1974年に発刊されると、ドイツをはじめとしてヨーロッパ、アメリカへとエライ反響を呼ぶようになりよったちうワケや。
ツボの位置
足ツボが注目を浴びてきとるなか、きょうびでは、病院や診療所やらなんやらで針灸治療を行うトコロが増えていまんねんわ。
癌やウィルス・細菌感染やらなんやらの病気にはあまり効果は期待できまへん。せやけどダンさん西洋医学の治療で効果があがらなかった慢性的な痛みやしびれには特に有効であるといわれまんねん。針灸療法で針を刺したり灸をすえたりする治療点は、ツボ(経穴)と呼ばれる場所で、ツボは経路の上にあるんや。経路ちうのは、「気と血」の通り道や。
では、このツボおよび経路ちうのは、どのような場所にあり、どのような役割をしとるのでっしゃろか?
日本で決められたツボの数は全部で361や。ようけが足に集中しとることから、足ツボが人気なのや。せやけどツボは体に無秩序に広がっとるわけではなく、一定のラインに沿って並んでいまんねんわ。
このツボを結んだ線が「経路」や。その数は多数にのぼりまっけど、代表的なものは14本や。
六臓六腑ちう言葉を聞いたことがあるんやか? 五臓六腑はどうでっしゃろ? 六臓六腑は、この五臓六腑に心包(しんぽう)の臓を含めて六臓六腑としたものや。
それぞれの臓腑に対応し、六臓六腑をめぐり、各臓腑の調整を行う経路が12本あるのや。
さらに残りの2本の経路は、顔、胸、腹のまんなかを通る任脈(にんみゃく)と、背中のまんなかから頭を通る督脈(とくみゃく)や。
これらのふたつの経路は、12本の経路「十二経」を流れるエネルギーの過不足を調整する重要な役目を果たしていまんねんわ。せやけど、ここでいうエネルギーとは、東洋医学独特の「気血」ちう概念や。
東洋医学の考え方
西洋医学では、いまひとつ効果を発揮でけへん慢性的な痛みやしびれに対し、きょうび、効果が期待されとるのが、東洋医学の針灸治療や。
針灸治療ちうのは、身体に位置する数々のツボ(経穴)に針を刺したり、灸をすえたりして刺激し、そのツボに対応する臓器や組織の活動を活発にするものや。
また、ツボを押したり、叩いたり、突いたりして刺激することで比較的素人でも容易にできることで人気なのが、ツボ療法や。なかでもツボが集中する足の裏のツボを刺激する「足ツボ療法」が人気や。
東洋医学は、中国の古代哲学が基礎になっていまんねんわ。古代中国の人たちは、人間のからだのことも含めて宇宙レベルでおこるあらゆることは、陰陽論と五行論のふたつの考え方で成り立っとるとしてきたんや。
「宇宙のすべてのものは、陰と陽のふたつの相反する要素から成り立っとる」と考えるのが、陰陽論や。
たとえば、太陽と月、物体の表と裏、男と女、これらはすべて前者が陽、後者は陰ととらえまんねん。さらにひとりの人間の体のなかでも、背中が陽で、それに対する腹部は陰ちうように陰陽に二分されると考えるのや。
もうひとつ、東洋医学の考えの基盤となっとるのが、五行や。自然界のさまざまな現象を「木火土金水」ちう5つの要素に分けて、その因果関係を説明しようとするものや。人間の体内にある臓器(五臓六腑)もすべて「木火土金水」の5つにあてはめて考えるのや。
五行論と足ツボ療法
近年、西洋医学では効果がない疾患に対する治療法として、せやなかったら西洋医学に併用する治療法として注目を浴びとるのが、東洋医学や。
足ツボ療法は、針灸治療に並び、またそれよりも比較的容易にできる治療法として人気が高まっていまんねんわ。
東洋医学の考え方の基盤となっとるのが、古代中国の哲学、「陰陽論」と「五行論」や。
宇宙のすべてのものは陰と陽の二つの相反する要素から成り立っとる、ちうのが、陰陽論や。一方、自然界のさまざまな現象を「木火土金水」ちう5つの要素にわけてその因果関係を説明しようちうのが、五行論や。
人間の体内にある臓器、五臓六腑も、すべて5つにあてはめて考えまんねん:
- 「木」に属するもの・・・肝の臓、胆の腑
- 「火」に属するもの・・・心の臓、小腸と三焦の腑
- 「土」に属するもの・・・脾の臓、胃の腑
- 「金」に属するもの・・・肺の臓、太陽の腑
- 「水」に属するもの・・・腎の臓、膀胱の腑
ほんで、病気ちうのは、これらの五行の乱れによって生じると考えまんねん。所属する臓器に異常が生じるちうわけや。
したがって、木火土金水の五行の調和を考えながら、五行に属する五臓六腑を調節することによって、病気を治療するちう考えや。
ツボが存在する経路には、肺経、太陽経、やらなんやらがあるんや。肺の臓をめぐる経路には肺経、太陽の腑をめぐる経路には太陽経ちうように、それぞれがめぐる臓腑の名前が付けられとるのや。
ほんで、これらの経路は関連の臓腑にエネルギーを与える役目をしとるのや。足ツボ療法もこのような考え方に沿って、不調な臓器に対応する足のツボを刺激するちうものや。
足ツボが有効な理由
西洋医学と併用して、せやなかったら西洋医学では効果が期待でけへん慢性的な痛みやらなんやらにツボ治療が、特にツボが集中する足ツボ療法が注目されていまんねんわ。
せやけどダンさん、ツボを治療するとなんでやねん、効果があるのでっしゃろか?
からやけど健康である、健全であるちうときには、気血のエネルギーが全身にまんべんなく、とどこおりなく円滑にめぐっていまんねんわ。
それがある場所で流れがとどこおったり、停止したりすると苦痛が出てくるのや。たとえば、胃もたれが起こってきたとしまひょ。
これは胃をめぐる胃経ちう経路のエネルギーの循環が悪化しはじめた証拠ととらえることができまんねん。治療者はからだをていねいにさぐるんや。
胃経の特定のツボのトコでエネルギーの流れが停滞しとることを知るんや。こうしてさぐりあてたツボに針や灸をおこなって刺激を与えまんねん。
そうしてエネルギーの流れを取り戻し、症状を緩和し、胃の機能を回復させるのや。つまり、ツボは病気が現れる場所であり、いっぺんに治療のポイントにもなるのや。
したがって、治療を行う場合には、どのツボを選びかが重要なのや。たとえば、消化器系の足ツボは、崑崙(こんろん)や。外くるぶしのうしろ、アキレス腱の前のくぼみや。
ツボ療法は、症状が軽いうちにはじめることが重要や。軽いうちに、的確なツボの位置をとらえること、ほんで早めにツボ指圧を始めることで家庭でも十分な効果が期待できるのや。
腰痛のツボ
腰痛の原因には、長時間の車の運転や、準備不足での運動、姿勢の悪さやらなんやら、日常生活におけるいろいろなことがあるんや。
その他、椎間板ヘルニア、脊椎分離、老化による変形性脊椎症やらなんやら、骨の異常によって生じるものもあるんやし、婦人病や癌やらなんやらによっても腰痛が起こることはあるんや。
なんらかの身体的な病気が原因の場合は、その治療を受けることがまず大切や。針灸治療も含めた、ツボ療法は、それらの治療に並行して行うことになるんや。
一方、姿勢の悪さやらなんやらによる腰痛の場合は、ツボ治療がどエライ効果的や。
的確なツボに刺激を与えることで腰部の筋肉に滞っとった疲労物質が取り除かれ、痛みが緩和されまんねん。
腰痛に有効なツボは、腰の腎愈(じんゆ)や志室(ししつ)、足ツボでは、陽陵泉(ようりょうせん)や。
陽陵泉は、膝関節の直下で、外側にあるソラマメ大の骨の直下や。腎愈は、腰の規準線から背骨の突起へ親指幅ふたつ分上へいったトコで、そこから人差し指と中指の2本分外側や。
また、志室は、腎愈の左右、人差し指と中指2本分外側のトコや。
腰痛の場合に、家庭でツボ療法を行うときには、まず、痛む部分の皮膚に触れ、熱をもっておるかどうかを見まんねん。
急性のぎっくり腰のようなときには、患部が炎症をおこし、熱をもっとる場合が多いので、まず腰部を冷やすことが基本や。
ほんで指圧やつまようじの先でつつくように刺激していきまんねん。熱をもっとるときには、なるべく離れた遠いトコから行いまんねんわ。
家庭でのツボ刺激法
足ツボをはじめとして、ツボ療法が注目をあびておるけどダンはん、実際、どのように行うのが有効やのでっしゃろか?
指圧をすると指が痛くなりがちや。痛くならへんようにツボを刺激するにはどのようにしたらええのでっしゃろか?
指先だけに力を入れて押そうとすると、指を痛めまんねんし、ほなら押されとる人も気持ちよく受けられへんのではおまへんでっしゃろか?
親指で押す場合は、指で押そうとせんとオノレの体重を徐々に加えていきまんねん。このように体重で押すには、ひじを伸ばすこと、相手のからだに垂直に加圧するようにするのがコツや。
そのためには、押す人と、押される人がお互いに正しい姿勢をとることが大切や。はじめはゆっくりと、相手の具合を見ながら指圧していくのが治療のポイントや。
また、指圧だけでなく、身の回りの道具を有効に活用するのもええやね。そうすれば家庭でも針灸療法に近い効果を上げることができまんねん。
家庭でできる針治療としては次の方法があるんや:
- つまようじの針・・・つまようじを親指と人さし指のあいだにははんで、ツボをつつくように皮膚を刺激しまんねん。つまようじの枝の部分で、軽くつつく程度で、十分に効果的な刺激を与えることができまんねん。
- ブラシ針・・・ブラシの柄の部分を軽く持って、ぽんぽんと叩くようにしたり、ブラシをすべらせて軽くこするようにしまんねん。
- つまようじの集合針・・・30本から40本のつまようじを束ね、輪ゴムでしばるんや。
- 粒針・・・ビーズや米粒やらなんやらの小さな突起物を絆創膏の中央に入れてツボに張るんや。
ほんでその上から時々押し付けるだけで針のような効き目があるんや。足ツボには張りっぱなしにしておくと歩くたびに刺激になり効果があるんや。
指圧法の種類
家庭でツボ指圧をするときには、どのようにすると効果が期待できるのでっしゃろか?
同じ「押す」でも、あんまの場合は、押して離すの繰り返しであるのに対し、指圧は持続的に力を入れるのが特徴や。
この持続圧が、指圧の効果を生むといわれまんねん。指圧の圧法は大きく分けて6つや。症状や押す場所に応じて最も効果的な圧法を選ぶことが大切でっしゃろ。
ツボ療法のなかでも、最もツボが集中しとる足ツボの場合は、手軽である反面、これらの全方法を使い分けることが大切や。
特に、足ツボの場合は、指先とかかとでは圧法を変えることが必要や。
- 通常圧法
・・・親指の腹で2?3秒押しては、次のポイントに移る指圧法や。最もポピュラーな指圧法や。 - 持続圧法
・・・5〜10秒間、手のひらを使って圧を加え続けまんねん。眼球やおなかに行う場合に用いられまんねん。 - 緩圧法
・・・ひとつのポイントを5秒押しては圧を抜き、もっかい5秒間押しまんねん。同じポイントを何度か圧を加えるときに使う圧法や。 - 吸引圧法
・・・手指と手のひらの付け根を皮膚につけ、波を打たせるように指圧しまんねん。腹部を指圧するのに用いられることが多いや。 - 流動圧法
・・・左右の親指の腹で、リズミカルに指圧点を移していきまんねん。筋肉のしこりが長く連なっとるような場所(例:両方の肩甲骨の間やらなんやら)に用いまんねんわ。 - 集中圧法
・・・ひとつのポイントを、指を重ねて重点的に押し、著しいコリを取り除く指圧法や。
あんま、指圧、マッサージ
東洋医学には、針灸療法のような道具を用いる治療法以外に、「手」を用いた手技療法があるんや。
足ツボもそのひとつやけどアンタ、おなかが痛いときにおなかに手をやり、知らず知らずのうちにさすっとった、頭が痛いときに、こめかみを押しとった、やらなんやら、わいたちは無意識にやっとることがあるんや。
これは「手当て」ちう医療行為や。
これらの手技療法として、歴史のなかで体系づけられとるものに、あんま、マッサージ、指圧やらなんやらがあるんや。
手で身体の状態をみながら、調子が悪い部分を発見して治療するちう点では、三者は同じや。せやけど、あんまは中国、マッサージはヨーロッパ、指圧は日本でそれぞれ生まれ、発達してきた経緯があるんや。またその方法の微妙に違っていまんねんわ。
あんまや指圧は、衣服の上から行うのが原則であるのに対し、マッサージは裸になって行い、皮膚に直接刺激を与えまんねん。
また、刺激の方向もあんまや指圧は、身体の中心から末端へ向かって、遠心性の刺激を与えまんねん。一方、マッサージの場合は、身体の末端から中心へと求心性の刺激を加えていく方法をとるんや。
手技療法による刺激の方法は、大きくわけて「さする」「もむ」「こねる」「たたく」「ふるわす」「押す」の6つがあるんや。
このような6つの手技に対して、足ツボをはじめとする指圧は「押す」、あんまは「もむ」ちう手技が中心や。
直接皮膚を「さする」のがマッサージの基本であることから、マッサージでは、手のすべりをよくするために患者の皮膚にオイルや潤滑油を用いることがあるんや。
ツボ刺激による効果
あんま、指圧、マッサージ、その発祥の地や発達してきた経緯はそれぞれ違おるけどダンはん、いずれも「手当て」ちう手技療法や。
足ツボをはじめとして、家庭でできる気軽な治療法として現在、注目を浴びていまんねんわ。
足ツボは、「ちょっぴり痛いけど・・・気持ちええ!」のやけどアンタ、実際、身体に対してどのような効果、影響があるのでっしゃろか?
- 筋肉の緊張をほぐす。
筋肉が緊張しとる状態では、筋肉中に老廃物がたまり、これらがだるさや痛みを引き起こす引き金となっていまんねんわ。
手技療法では、こうした筋肉の緊張状態をほぐし、身体の変調を調整し、骨格を矯正しまんねん。 - 血液・リンパ液の循環を活発にする。
血液やリンパ液やらなんやらの体液の流れを良好にする効果があるんや。筋肉をはじめとして、皮下の血液やリンパの流れをよくすることによって、身体のすみずみまで栄養物をゆきわたらせまんねん。
痛みやだるさの原因となっとる老廃物が取り除かれると、細胞が活性化され、細胞本来のはたらきができるようになるんや。 - 神経や内分泌の働きを良くする。
神経が高ぶっとるときには、機能を鎮静させ、神経のはたらきが低下しとるときに逆に高めるように作用しまんねん。 - 内臓の働きを調整する。
ツボ刺激した部分だけでなく、特定の内臓にも刺激を与え、正常に動くように調整する効果があるんや。 - 体調を整える。
人間の身体には、いつもベストの状態を保とうちう恒常性保持機能があるんや。ツボ刺激やらなんやらによって得た刺激は、この恒常性保持機能を高め、全身の調子を良好にする働きがあるんや。
手技療法の刺激法
足ツボ療法が注目を集めておるけどダンはん、日本発祥、発展の指圧のほかに、世界には「手当て」といえる手技療法があるんや。
たとえば、あんまは、中国発祥、発展の手技療法や。また、マッサージは西洋発祥、発展の手技療法や。手技療法の刺激法には、次の6つがあるんや。
- さする
マッサージで中心となる刺激法や。背中はツボの部分にてのひら全体をつけてなで、腹部はみぞおちからわき腹にかけて親指を肋骨の下におき、骨にそってさするんや。マッサージの場合、手を滑りやすくするためにオイルやらなんやらの潤滑剤を皮膚に用いることがあるんや。 - もむ
あんまで中心となる刺激法や。軽く指を曲げ、てのひらのつけ根を皮膚に密着させて、ゆっくりと右回りにまわしながら背中から腰にかけてもみまんねん。 - こねる
上腕、前腕、背中、腹部、太もも、すねやらなんやらの筋肉は、両方または片方の手のひらでこねるように筋肉を動かしていきまんねん。 - たたく
親指をたてて、ゆるいこぶしをつくり、両方で交互に軽くたたきまんねん。この方法は、頭、顔、胸、腹部以外の場所に用いられまんねん。 - ふるわす
腕をまっすぐに持ち上げてこまかく震わせまんねん。足の場合も、足首をもって同じように行いまんねんわ。
また、指の先や手のひらを当てて直接振動を与える方法もあるんや。 - 押す
指圧で最も活用する刺激法や。親指の腹をツボに当て、3?5秒押したあと、ゆっくりと力を抜いていきまんねん。次の場所に移る場合もこれを繰り返しまんねん。
不眠症とツボ
どれほど眠れば、十分であるかは個人差があるんや。したがって、何時間、睡眠時間をとるべきである、と一概に言うことが出来まへん。
せやけどダンさん昼間に頭がぼーっとしたり、身体全体が重い、けだるいちうときは眠りが足りまへん、せやなかったら質が良くないのかもしれまへん。
そのようなときには、ツボを刺激することで効果が得られることがあるんや。高ぶっとる神経を休めるためには、頭の百会(ひゃくえ)、耳の後ろの完骨(かんこつ)のツボを刺激しまんねん。
背中の隔愈(かくゆ)も自律神経の狂いをせやけど、いらいらを鎮めるツボとして使いまんねんわ。
●百会は、頭のてっぺん、左右中央の線上にあるんや。
●完骨は、耳の後ろの硬い骨をさぐるんや。この骨のうしろの下にあるんや。
また足ツボでは、足のくるぶしの中封(ちゅうほう)を集中して刺激しまんねん。神経症によく効くツボや。
●中封は、内くるぶしの頂点から、足の甲の方向へ斜めに下に指でさぐっていくと、へこみがあるんや。ここが中封のツボや。
その他、寝つきを良くするためには、足の裏全体をよくもみほぐすようにしまんねん。
ストレスが原因で不眠となることもあるんや。生活環境を整えることも大切や。昼はなるべく身体を動かし、夜は音や光を抑え、気持ちがリラックスするようにしまひょ。
ホットミルクにちーとばかしお砂糖を加えて甘くして飲んでもええかもしれまへんね?きっと気持ちがほっと落ち着きまんねんよ。
ツボ刺激の作用
足の裏にはツボが集中しとることから、ツボ療法のなかでも足ツボは特に有名やけどアンタ、ツボ、すなわち経穴は、身体全体に広がっていまんねんわ。
これらのツボを刺激することによってなんでやねん、身体の状態が改善または良好に維持できるのでっしゃろか?
その理由については、明治時代から研究されてきたんや。これまでに検討されてきたツボ刺激の作用は次のようになるんや。
- 消化器・呼吸器・泌尿器系の器官を調節する。
どエライ興味深いことに、胃や小腸やらなんやらの消化器の運動・分泌機能が低下しとる場合、ツボ刺激を行うと、その機能が亢進しまんねん。一方、亢進しとる場合には、ツボ刺激によって抑制する効果があるのや。つまり正常な状態にもどすように働くちうわけや。呼吸器や泌尿器についても同様で、換気量や利尿・排尿機能の調節を行う効果があるんや。 - 血液ならびに血液循環を良くする。
足先が冷えとる人にツボ刺激を与えると、効果があるんや。たとえば片足だけにツボ療法を行い、左右の皮膚温度をサーモグラフィーやらなんやらで比較してみるとその効果が歴然となるんや。ツボ刺激を行ったほうの足先は皮膚温度が上昇しとることがよくわかるのや。 - 神経系に影響を与え、痛みを抑える。
ツボを刺激すると、モルヒネに似た物質が体内にできまんねん。この作用によって、痛みが抑えられるといわれまんねん。 - 内分泌系(ホルモン)の調整を行うわ。
- 生体防御機能を調節する。
ツボ療法で効果がある病気
ツボ療法、特に足ツボを指で指圧する療法は、家庭で比較的容易にできることから人気が高まっていまんねんわ。
これは道具を用いんと手で行う、手技療法、つまり、「手当て」や。
それに対して、針や灸を用いる針灸療法は、一部、家庭でも行うことができまっけど、通常、針灸治療院や、きょうびでは病院や診療所でも西洋医学による治療に並行して行っとるトコロがあるんや。
WHOでは、針灸で効果がある病気として以下のものを挙げていまんねんわ:
1.喉・鼻の病気
かぜ、気管支炎、気管支喘息、鼻炎、扁桃炎
2.目の病気
結膜炎、中心性網膜炎、仮性近視、白内障
3.口の病気
歯痛、抜歯後の痛み、歯肉炎、咽頭炎
4.胃腸の病気
胃下垂、胃炎、胃酸過多症、十二指腸潰瘍、腸炎、便秘、下痢、しゃっくり
5.神経ならびに筋骨格系の病気
頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経痛、打撲による麻痺、抹消神経系の病気、多発性筋炎の続発症、メニエール病、神経性膀胱障害、夜尿症、肋間神経痛、頸肩腕症候群、五十肩、テニス肘、坐骨神経痛、腰痛、膝関節痛
実際、針灸治療で効果が期待できる病気として最もよく上げられとるのは、腰痛、肩こり、坐骨神経痛、膝関節痛、首・肩・腕にかけての痛みとしびれや。
せやけどダンさんこれらのすべてが針灸治療で完治するわけではおまへんし、効果がほとんど期待でおらへんものもあるんや。
他の内臓的な疾患がないかどうかを見極めたうえで、針灸治療も行うことが大切でっしゃろ。
ツボ刺激の注意点
足ツボを刺激すると、「痛い+気持ちええ」で、ついつい病みつきになってしまいまんねんわ。
せやけどダンさん何事もやりすぎは禁物や。また、人によって、体調によってはツボ刺激をせんほうがええ人、してはいけへん人もいまんねんわ。
いつ、どれくれいが丁度ええのでっしゃろか?
1日に15分から30分が目安といわれていまんねんわ。なるべく夕食のあと、1時間?2時間後のリラックスしたときに行うと効果があるんや。
ツボ刺激法をマスターすると、ついつい気持ちよくなり、毎日続けたくなるんや。
せやけどダンさん休みを挟んだほうが効果が大きいこともあるのや。筋収縮性の頭痛やらなんやらでは、一回の刺激やっかり痛みが引いてしまうこともあるんや。
また、かなり長期にわたって治療を続けることが必要な病気もあるんや。
病気の種類や程度によって、治療日数はかなり違いまんねんわ。急性の場合は比較的早く治るんやし、慢性の病気であるほど長期間を要するようや。
数ヶ月、数年かけて出てきた慢性の病気は、治すのにもやはり数ヶ月、数年の治療年月が必要となるちうわけや。
途中で治療を中断したり、あまりに間隔をあけたりすると、治療効果をさげることがあるんや。
症状が思わしくない場合は、毎日または隔日で治療が必要なこともあるんや。ある程度、症状が緩和されたら、週に2回ぐらいのペースで行うとええでっしゃろ。
また、ツボ刺激、特に足ツボの指圧による刺激はオノレでもできまっけど、他人にやってもらうと心身ともにリラックスできまんねん。
ツボ刺激をしてはいけへん人
腰痛の場合、足ツボを丹念に刺激することで効果が得られることがあるんや。
せやけどダンさん、それは同じ腰痛でも姿勢の悪さや不慣れな動作によって起こった痛みや、長時間の運転、準備不足の運動によるしびれや痛みや。
せやけど、老化による変形性脊椎症やらなんやら骨の異常による病気には対しては、足ツボはおろか、全身のツボでもやはり効果は期待できまへん。
また、胆のう炎や癌でも腰痛は起きることがあるんや。その場合もツボ刺激では効き目はおまへん。
むしろ、効かないまんまに自宅やらなんやらでツボ刺激に頼っとったばかりに、治療が手遅れになることにならへんよう、注意が必要や。
ツボ刺激療法は、熱があるときや極端に身体が衰弱しとるときは、避けたほうがええでっしゃろ。
また治療の前後は、すぐに入浴したり飲酒をするのは避けたほうがええといわれまんねん。
身体の老廃物がスムーズに排出されるよう、水分を十分に摂るとええとも言われまんねん。
特に、まだ治療になれておらへん人は、治療後に身体が重だるく感じたり、熱っぽく感じたりすることもあるんや。
せやけどダンさんこのような症状は、翌日には消えよるさかいにほとんど心配は要りまへん。
身体がなれてしまえば、徐々にこのような症状は消えていくとでっしゃろ。もしなかなか消えへん場合は、刺激量が多すぎるのかもしれまへん。刺激量を調節したほうがええでっしゃろ。
足ツボは、足を怪我しとる場合や、脳出血、脳血栓の直後、心臓病や重い腎臓病、悪性腫瘍、妊娠中、不整脈がある場合やらなんやらは刺激してはいけまへん。
ツボ刺激法の歴史
現在、足ツボ療法が人気急上昇やけどアンタ、実はこのツボ療法はどエライ長い歴史を持ちまんねん。
針灸の起源は、古代中国にあるんや。今からおよそ2000年以上昔、人間の身体の特定の場所を温めたり、せやなかったら石やらなんやらで刺激したりすると、治療効果があることを当時の人はすでに知っとったちうワケや。
どの場所に刺激を与えると、どのような病気に効果があるのか、医学者たちは蓄積した経験を積み上げていきたんや。
ほんでそれらの成果を一冊の本にまとめたちうワケや。それが今日残る、最古の医書『黄帝内経』や。
この書には、人体の生理や病理、養生法が記され、それに針灸治療の基本となるツボ(経穴)や、ツボを結んだ経絡、および治療に関する理論やらなんやらが解説されていまんねんわ。
中国のこうした理論が日本に伝えられたのは、414年といわれまんねん。せやけどダンさんその後、針灸が一般に広がるまでにはまだまだ時間がかかりたんや。
一般の人たちが針灸の恩恵を受けられるようになりよったのは、室町時代に入ってからといわれまんねん。ほんで江戸時代には、日本独特の針灸治療が生まれたんや。
せやけどダンさん江戸時代に発展をあげた針灸治療は、明治維新以後は、西洋医学の導入のなかで衰退していきたんや。
もっかい注目されたのは、1972年、アメリカのニクソン大統領が訪中したときや。大統領が中国で針麻酔を受ける様子がテレビ放送されたのをきっかけに見直されたちうワケや。
きょうびは、レーザー針を針治療に応用されるようになったんや。30秒?2分間ほどツボにレーザーを照射するのや。
冷え性とツボ療法
女性の大きな悩みのひとつに手足の先が冷たいちうことがあるんや。夏で額には汗が流れとるのに、手足は冷たい、と訴える人は案外多いのや。
しかも女性に多いのが特徴や。東洋医学では、冷えは、肝経(かんけい)と腎経(じんけい)ちう特定の経絡に気血のとどこおりがあることによって起こるとされまんねん。
そのため、治療にあたっては、これらの二つの経絡に所属するツボを中心に治療を進めまんねん。腎経では、足ツボの湧泉(ゆうせん)と太けい、肝経では、やはり足ツボの太衝(たいしょう)ちうツボを刺激しまんねん。
さらに足の三陰交(はんいんこう)も効果があるんや。足ツボ以外では、おなかの中かん、背中の肝愈(かんゆう)も補助的な効果が期待されまんねん。
一方、冷え性とは逆の症状である、ほてりを感じる女性も多いや。なかには冷え性であり、かつほてりもあるちう人もいまんねんわ。
まるっきし正反対の症状にみえる、冷え性とほてりやけどアンタ、いずれも血液の循環がスムーズにいっておらへんことが原因であることに共通していまんねんわ。ほてりの場合にも刺激するのは同様のツボとなるんや。
足ツボを丹念に指圧するほか、しょうが灸を毎日続けるのも効果があるといわれまんねん。
冷え性解消のためには、日常生活のなかで足をよく動かすようにしまひょ。足首を回したり、青竹踏みをするのも足の裏全体にわたる足ツボをまんべんなく刺激するのに絶好の方法でっしゃろ。
慢性疲労対策のツボ
一日の終わりには、疲労回復に効果がある足ツボをゆっくりと揉みほぐしまひょ。だんだんと気持ちが満ちたり、身体がぽかぽかしてきまんねんよ。お風呂上りのリラックスした時間が最適や。
疲労回復に効く、足ツボは、足三里(あしはんり)や。むこうずねの外側で、ひざ下約10センチにあるんや。胃腸の機能も整える効果がある、疲労長寿の万能ツボや。
その他、「湧泉(ゆうせん)」と「向かい湧泉」ちう足ツボも慢性の疲労回復に有効なツボや。湧泉は、足の裏、5本の足指を内側に曲げるとできるくぼみのなかにあるんや。左右の親指の腹で押すと効果抜群!
このツボは、万能ツボで、不眠症にも効きまんねん。実際、押してみると、じ?んとした響きをもち、痛い+気持ちええ、を実感できまんねん。
「向かい湧泉」は、湧泉よりもちびっと下や。かかとよりもちびっと上をぐぐっと押してみておくんなはれ。
その他、ひとりでできる簡単なツボ押しとしては、目の疲れに対しては、目頭の内側をやさしくマッサージしながらゆっくり押すと効果があるんや。
また、まゆの付け根の下側のくぼみも目の疲れに効果があるツボや。目の充血にも効くといわれまんねん。
さらに、肋骨のいちばん下と同じ高さで、背骨から約3センチ?4センチ外側にあるツボも慢性の疲労回復に効くツボや。両手の親指の腹で押してみておくんなはれ。
足マッサージ
足ツボは、的確にその場所を突き止め、そこを指圧することができれば効果が倍増しまっけど、素人にはツボの正確な位置を把握することはなかなかややこしいでっしゃろ。でも、ツボを含めて、その周辺一帯をマッサージすることでも十分、効果があるんや。
たとえば、足ツボ全体を刺激するのに、ゴルフボールを利用するのもええ方法や。足の裏にはツボが集中しておるさかいに、足の裏全体をごろごろとゴルフボールでマッサージしまんねん。
膝をたて、足の内側もころころとやってみておくんなはれ。足の疲れやむくみを解消できまんねん。
また、足の指もリラックスしまひょ。
足の指は、一日、靴のなかできゅうくつな思いをしていまんねんわ。その足の指を広げてあげておくんなはれ。手の指を間にははんで、組ませる要領でやると効果があるんや。
足の指がほぐれるだけでなく、足の指に集中し、身体と対応しとる部分もほぐれてきまんねん。頭痛、肩こり、冷え性にも効果を期待できまんねん。
また、足の指をつまむようにして伸ばすのもええでっしゃろ。
指を一本ずつ、根元から指先につまみあげるようにしまんねん。
もんだり、ぶらぶらゆすったりするのも気持ちよいや。
足全体のけだるさをとるには、軽くたたいて足の血行をよくしまんねん。
片足ずつ、下から上の方向へ、リズミカルにとんとんとたたきまんねん。
足あげの運動もプラスしておくんなはれ。足の筋肉を使うことで、プラスアルファの効果があるんや。寝るまえにほどよい運動をすると、ぐっすりと眠ることができるでっしゃろ。
ペアでマッサージ
足ツボの指圧は、オノレでやってももちろん効果があるんやが、信頼のおけるパートナーといっしょに、お互いの足ツボを押したり、マッサージすることで、より効き目が高いといわれていまんねんわ。
お互いの疲れをいやそうちう気持ちが心をリラックスさせるのかもしれまへんね。また、それは忙しい毎日のなかで大切な時間となるかもしれまへん。
たとえば、疲れがたまっとると、寝とるときに急にふくらはぎがつることがあるんや。
「こむらがえり」ちう現象や。
これを防止する足ツボは、承山(しょうざん)と、委中(いちゅう)や。ふくらはぎのほぼ中央と、膝の裏にあるんや。
これらのツボを親指で比較的強く押しまんねん。パートナーのふくらはぎを、ちーとばかし体重をかけて押してあげるとよいでっしゃろ。
また、首や肩がこっとるパートナーには、首の後ろにある2本の太い筋肉の外側にあるくぼみを押してあげておくんなはれ。髪のすぐ生え際や。
ここは天柱(てんちゅう)ちうツボや。親指の腹でゆっくりと押してあげておくんなはれ。
オノレではなかなかうまく押せへん場所やので、それこそペアで行うのに最適なツボや。
また、肩の中央にあるツボを親指の腹でゆっくりと、静かに押すのも効果があるんや。ここは肩こりに効くツボで、肩井(けんせい)とええまんねんわ。
特にこりこりと硬く、痛い部分がある場合には、その周辺を5本の指の腹で静かにマッサージしまんねん。
寝る前の大切な習慣とすることをお勧めしまんねん。
足つぼストレッチ
一日の「お疲れ」を取るのに、足ツボは最適や。
足の裏には全身の各器官と対応しとるツボが集中していまんねんわ。
そこをまんべんなくもみほぐすことで全身の疲れをとり、気持ちのよい眠りに入ることができまんねん。
そのときに、お勧めなのは、ツボ刺激と組み合わせて適度なストレッチを足にすることや。
まずは、腰と骨盤の矯正や。一日、不自然な姿勢でいたために骨盤はゆがんでいることがあるんや。
それを寝る前にもとにもどしまひょ。
肩足を曲げ、もう一方の足と交差するように逆側の床におろしまんねん。息を吐きながら行うことがコツや。上半身がベッドから離れへんように気をつけておくんなはれ。反対の足も同様にしまんねん。
次は膝のストレッチや。股関節とふとももの裏側を伸ばしまんねん。
両手で肩ひざを抱え、ゆっくりと胸に近づけまんねん。
楽に呼吸ができるトコで静止し、ちーとの間・・・15秒から30秒・・・じっとそのまんまの姿勢を維持しまんねん。このとき、頭と腰が浮いてしまいまへんようにしておくんなはれ。
さらに仕上げは、手足のあげ伸ばしや。腰と足をリラックスさせまんねん。両手と両足を上にあげまんねん。無理をせんように気持ちのええトコでとめておくんなはれ。
ストレッチが終わったら、足全体をとんとんと軽くたたいて血行をよくしまんねん。
足の裏全体にもとんとんと刺激を与えてあげておくんなはれ。それにより、夜中にこむら返りやらなんやらを起こすのを予防することもできまんねん。
更年期障害と足ツボ
40代から50代にかけて、女性はホルモンのバランスが変わるんやよね。いらいらしたり、のぼせたり・・・これは女性でなければわかりまへん悩みや。
老化へのあせり、家庭でのストレスやらなんやらたまり方の程度によっては更年期障害のさまざまな症状が現れることにもなりかねまへん。
疲労感、ほてり、肩こり、腰痛やらなんやらやらなんやら・・・不快症状のある特定の場所だけでなく、自律神経の乱れを起こし、何となくの憂鬱さやらなんやらも引き起こすのや。
しかも病院でもなかなかわかってもらえず、悩みをひとりで抱えてしまいがちや。また、それがさらなるストレスを生む、原因にもなりかねまへん。
更年期障害にも足ツボはどエライ有効や。全身のバランスを取り戻すのに、是非、もっと活用しとっただきたい治療法ではおまへんでっしゃろか?
できれば・・・パートナーといっしょにやってほしいやね。相手の心遣いを感じることできっと症状もやわらぐことでっしゃろ。
更年期障害に効く、足ツボは、足の三陰交(はんいんこう)や。内くるぶしの上指4本分、骨のうしろ指1本分に位置しまんねん。
また、血海(けっかい)ちうツボも有効や。膝の皿の内側上縁から、指2本分上にあるんや。これらの足ツボは、女性の気血(きけつ)のめぐりをよくし、調節するのに欠かせへん重要なツボや。
そのほか、頭にある百会(ひゃくえ)いうツボは、いらいらやのぼせやらなんやら、自律神経を整えるのに効果があるんや。頭のてっぺん、左右中央の線上にあるんや。
消化器の悩みと足ツボ
女性の最大の悩みのひとつ、便秘!
お肌の調子が悪くなり、そもそも何を食べてもおいしく感じられなくなってしまいまんねんわよね。
逆に、胃腸が悪くて下痢を繰り返す人もいまんねんわ。ストレスが原因の神経性の下痢に対しては、ツボが特効薬となるんや。
また、きょうびでは、下痢と便秘を交互に繰り返す、過敏性腸症候群、も増加していまんねんわ。
その他にも、消化器系の疾患には、ツボ治療が有効や。膀胱炎の場合、トイレが近くなり、いざ、排尿しようとしても大してでない、
痛むやらなんやらの不快な症状が出まんねん。
結石や腫瘍ちうわけではなく、何度も膀胱炎を繰り返す人、急性の膀胱炎に悩まされる人にはツボを刺激することをお勧めしまんねん。
足の陰陵泉(いんりょうせん)やらなんやらが消化器の悩みに効果があるんや。膝関節の内側を下にさぐっていくと、ふくらみがあり、その下で骨のすぐうしろにあるんや。
また、外くるぶしのうしろで、アキレス腱の前のくぼみも消化器の調子、特に膀胱炎には効果があるといわれまんねん。
ツボ指圧をより有効にするためには、症状の軽いうちに始めることが大切や。
そうすることで家庭でも十分な効果が期待できるのや。特に、膀胱炎の場合、再発の可能性があるさかいに、1週間?2週間、継続して続けることが大切でっしゃろ。
何より、ツボを刺激して、心をリラックスさせることが大切やね、栄養にも気をつけ、おなかの調子を整えることで全身にエネルギーがまし身体全体が快調になるでっしゃろ。
坐骨神経痛と足ツボ
神経痛に悩む方は多いやけどアンタ、なかでももっともようけみられるのが、坐骨神経痛だそうや。坐骨神経は、太くて長い神経や、そのため圧迫を受けたり障害されたりする可能性が高いことが原因や。
お尻が痛いちう場合は、ひどくなると坐骨神経の走る方向にそって、太ももからふくらはぎへと足の後ろ側が痛くなることがあるんや。椎
間板ヘルニアやらなんやらの疾患が無い場合には、軽く押してみて気持ちよい刺激が得られるようなときには是非、ツボ刺激療法を試してみてはどうでっしゃろ。
神経にそってさすってみておくんなはれ。そのあと、足ツボの刺激に入るんや。最初は軽めの指圧からはじめ、直接灸やしょうが灸をすえるとより効果が倍増しまんねん。
また温泉に入って、足腰を温めながら、痛む場所をかるく指圧したり、ブラシでたたいて穏やかな刺激を与えるのも効果があると思われまんねん。
痛みは、精神が不安定なときに強まるといわれておるさかいに、温泉は精神を穏やかにするうえでも効果があるでっしゃろ。
足ツボの委中(いちゅう)が、坐骨神経の特攻ツボや。膝関節を曲げたときにできるしわの中央がその位置や。こころ毎日、寝る前やらなんやらに押してみて、ほどよく心地よさを感じられるまで刺激を与えることで、症状が改善しまんねん。
ツボ療法は早期に始めることが大切や。痛みがひどくならへんうちに、毎日の習慣にするとええでっしゃろ。信頼のおけるパートナーに刺激してもらうことで、気分も安心でき、効果が倍増しまんねん。
変形性膝関節痛
変形性膝関節痛(へんけいせいしつかんせつつう)ちう言葉をご存知でっしゃろか。階段を下りるのがつらい・・・膝をまげたり、体重をかけることがでけへん・・・これは、変形性膝関節痛の人がまず最初に訴える症状や。
変形性膝関節痛は、膝の軟骨がすりへって起こる痛みで、老化現象によって発生するといわれていまんねんわ。ちうことは、どなたはんでもなる可能性がある疾患といえるのや。
このほかにも膝の痛みをもたらす疾患は多数あるんや。
慢性関節リウマチや、感染性関節痛や。これらのなかで、ツボ刺激によって効果があるのは、変形性膝関節痛や。膝の皿の周辺を温めてマッサージし、膝眼ちう足ツボを刺激しまんねん。
膝眼(しつがん)は、膝を90度曲げたときに、皿の下の外側と内側にふたつのくぼみができまんねん。
ここが外側と内側の膝眼や。この2つのツボを集中して刺激しまひょ。
ツボに灸をすえると膝が軽くなるのがわかるんや。また、変形性膝関節痛の場合、膝や腰になるべく負担をかけへんようにすることも重要な治療となるんや。つらいやけどアンタ・・・太りすぎの方は、減量も必要かもしれまへんね。
また、硬いアスファルトの道路の上を長く歩いたり、ジョギングするのも避けるのがええでっしゃろ。また、積極的に太ももの前の筋肉を鍛えるようにすると、老化で弱った足腰をサポートすることができまんねん。
是非、毎日のトレーニングとあわせ、足ツボ刺激を日課にしてみておくんなはれ。